マイホーム

地震が起きても安心できる耐震性の強いハウスメーカーとは

新築住宅の建築を依頼するハウスメーカーを決定するときには、耐震性能が高い住宅をつくっているかどうかも判断基準の1つとすることができます。日本は地震が多い国であり、全国どこにいても大きな地震の被害に遭う可能性があるとされているので、マイホームはしっかりとした耐震性能を有したものにしておくことが大事です。旧耐震基準から新耐震基準に変更されてからは、大きな地震が起こっても命を守ることができる程度の性能が必須となっています。建築基準法が改正される前に旧耐震基準で建てた家は、補助金を受け取って補強ができるほど耐震性能を高めることが重要とされていることを知っておきましょう。このことを踏まえても、より安心して暮らすためには新耐震基準ギリギリではなく、もっと高い耐震性能を実現できるハウスメーカーを選ぶと良いです。

地震が起こっても安心できるような耐震性能に自信があるハウスメーカーを選ぶためには、耐震診断に精密診断法を採用している会社を選ぶことがおすすめです。耐震診断には一般診断法と精密診断法がありますが、前者は主に目視で診断する方法であり、後者は壁や天井を剥がして内部構造まで精密に調べる方法だと言えます。一般診断法は2時間から3時間で終わりますが、精密診断法の場合は半日から1日ほどかかってしまい、後者を採用しているハウスメーカーのほうが確実な耐震性能の診断結果を期待できるでしょう。

耐力壁のような揺れに強い仕組みを取り入れているハウスメーカーも安心して利用しやすく、高品質な耐震システムや制震システムを採用していると安心です。横揺れに強い耐力壁をきちんと採用しているハウスメーカーは多いですが、特に木造住宅は横揺れに弱いので耐力壁が必須だと言えます。精密診断を実施しているような会社であれば安心だと感じるかもしれませんが、耐力壁を始めとする工夫もしっかりと取り入れられているかどうかチェックしておくことが大事です。

新築で住宅を建てるときに耐震性能の良い住宅を選ぶと、地方自治体で定められている補助金が給付されるようなケースもありますが、この条件を満たすようなハウスメーカーは耐震性能が高いと言えます。新耐震基準を満たす程度ではなく、より高い耐震性能が条件となっているケースが多いので、補助金の給付が受けられるようなハウスメーカーは安心できると覚えておくと良いです。全ての自治体で実施されているわけではありませんが、補助金の給付が受けられるかどうかを目安にすることもできます。マイホームを建てる際には耐震性が高いハウスメーカーを選ぶことが重要なので、採用されている診断法や耐震システム、補助金の条件をクリアするかどうかなどを参考にすると良いです。

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